ノコギリヤシの効果や効能。
男性・女性問わず髪の抜毛や薄毛を予防し、発毛や育毛への働きが大人気のノコギリヤシの効果・効能について解説しています。副作用が少ないハーブですので、ノコギリヤシエキスとしてサプリでも人気を集めており、大手サプリメントメーカーからも販売されています。
ノコギリヤシの代表的な効果としては、前立腺肥大症を予防することが知られていますが、頻尿や残尿感の改善にも役立ちます。
ノコギリヤシとは?
北米南東部のヤシ科の植物で、45cm〜1mにも広がる特徴的なノコギリ状の葉を持つハーブで、「ソウパルメット」という名称も持っています。
北アメリカに住むインディアンは、古くからノコギリヤシの実を食用として、また、男性の滋養強壮効果に利用していました。
中国においても「棕櫚子」と呼ばれ、古くから効能が知られており、治療薬(漢方)として利用されています。
近年では、抜毛や薄毛を予防して、発毛・育毛を促進する作用に注目されています。
ノコギリヤシの発毛・育毛効果。
さっそくですが近年注目を集めている抜毛予防、発毛促進効果を紹介します。
ノコギリヤシは、抜毛の最大の原因とされている活性型男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)を作り出す5−αリダクターゼと呼ばれる酵素を抑制し、ホルモンバランスを整えることで発毛や育毛効果に役立ちます。
男性ホルモンは主に「テストステロン」という物質で出来ていますが、5−αリダクターゼ酵素の悪さによって、DHT(ジヒドロテストステロン)へと変化させられます。
そしてこのDHTが、髪の元となるタンパク質の合成を阻害したり、皮脂を過剰に分泌させて毛穴を詰まらせて、薄毛や抜毛といった症状を引き起こしてしまうのです。
DHT自体を消去する医薬品もありますが、ホルモンバランスが崩して性欲減退や低血圧といった副作用を招くリスクがあります。
一方ノコギリヤシは、5−αリダクターゼ酵素の働きを弱めて、過剰なDHTの発生だけを抑制するので、副作用が少なく薄毛や抜毛の予防が出来るのです。
前立腺肥大症への効能。
前立腺肥大症が起こる明確な原因ははっきりとしていませんが、男性ホルモンと関係することは確実だと言われています。
実は、前立腺肥大症においても5−αリダクターゼ酵素が深く関係しているのです。
現在において前立腺肥大症は、テストステロンが前立腺内部でDHTに変化し、タンパク質を合成する事によって肥大が起こると考えられています。
つまり、薄毛や抜毛の予防効果と同様に、ノコギリヤシの摂取によって5αリダクターゼ酵素を抑制することで、DHTの生成を防ぎ、前立腺肥大症を予防するのです。
ノコギリヤシの副作用とは?
ノコギリヤシは48週にわたる臨床試験により安全性が確認されている ハーブであり、現在のところ重篤な副作用は報告されていません。
一般的な副作用としては、吐き気・嘔吐・便秘・下痢・腹痛などの胃腸症状、めまい、不眠、疲労、頭痛、高血圧症などが報告されていますので、消化器疾患がある方や高血圧症の方は慎重に摂取する必要があります。
医薬品との相互作用について。
ノコギリヤシは抗アンドロゲン活性及びエストロゲン様活性を持っていますので、経口避妊薬やホルモン療法との併用は、薬の効果や治療の作用が無くなる可能性があるので注意して下さい。
抗血液凝固薬や抗血小板薬との併用は、出血傾向が高まることが考えられますので、上記と同じく注意が必要です。
これらの医薬品を服用中の方は、ノコギリヤシを摂取する際には、まず医師に相談することをおすすめします。
注意事項!
・サイト内のノコギリヤシの効果・効能等は、伝承による情報も含まれており、その内容を保証するものではありませんので、必ず信頼できる文献を再確認の上でご利用ください。
又、栄養素としてのイチョウ葉エキスの記述をしており、サプリメント等の効果を保障するものでもありません。
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